GW合宿がはじまる。
日向は、これからは東峰のスパイクも西谷のレシーブも味方になると心強さを感じていた。
合宿に浮かれる日向を目の当たりに、
月島はむさくるしい連中と1日中いるのがそんなに嬉しいのかと呟くと、
田中と西谷は半径500m以内に清水マネがいる空間はむさくるしくならないと吠える。
夜、知らない人がいると日向が不安がる。
子どもがいると、、、。
田中は見間違えと言うが、それは髪型の変わった西谷、あまり騒ぐなと言う東峰の姿が最も恐ろしかった。
日向は練習以外にも走り込みをするなど毎日山越で通学しているためか体力が凄かった。
築いていた信頼のある菅原、物凄い才能の影山、セッターを悩む鵜飼コーチだった。
無駄に叫びながら走る日向は、道を間違えていた。
「またね」と言って去って行った。
音駒は烏野の前に他校と練習試合をしていた。日向の出会ったセッターは、他校から控えのセッターか?と囁かれると音駒のキャプテンが「あれがうちの背骨で脳で心臓です」
と豪語していた。
夜、自販機でコーヒーを買っている鵜飼コーチに菅原が話す。3年で最後だからこそ1試合でも多く勝ちたい、だからこそ、影山のほうが勝てるならば影山を選んでほしい。
それでも出られるチャンスを諦めないと。
それを陰で聞いていた3年の澤村と東峰が、1つでも多く勝つぞと囁く。
音駒戦のスターティングオーダーは
WS澤村、MB日向、WS田中
WS東峰、Li西谷/MB月島、S影山
と決まった。
勝つのはつないだ方、
宿敵との対決に勝つのは繋いだ方だと示す。
夜、日向と影山に
縁下、木下、成田は一時期逃げ出したことがあったことを話す。
クリーニングの済んだユニフォームが届く、
たまたま日向は小さな巨人と同じ10番、
烏野が一番強かったのはその小さな巨人のいた頃だが、
その頃、音駒に一度も勝てなかった。
その頃、音駒は白戸高校と練習試合をしていた。
ボールが落ちない、つなぐバレーが際立っていた。
突出した強さを感じないのだが強かった。
翌日、因縁の対決、ゴミ捨て場の戦い、
烏野vs音駒の練習試合がはじまる。
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