仮面ライダーキバ 1~10話 あらすじ&感想
主人公は紅渡(くれない わたる)という世間とうまくつながれない青年、バイオリン製作者、
よく一緒にいる野村静香は少女バイオリニストで渡の面倒を見ており、自称「渡の母」とのこと。
部屋にあるバイオリンがファンガイアの出現に共鳴し、渡にその出現をしらせ、
渡はキバットに噛み付いてもらうことでライダーへ変身する。
ファンガイアとは人間の生命エネルギー(ライフエナジー)を吸って生きているモンスター種族で
このファンガイア族以外にも怪物が存在し、敵対している種族もいるらしい。
話は22年前の1986年と現在2008年とを平行に描いていく。
1986年では渡の父、紅音也を中心とした話が流れていく。
音也は女ったらしで不真面目で気分屋なバイオリニストとして描かれており、
逆に息子の渡は人をうまく接することが出来ない。
渡は父のバイオリンを越えるために様々なモノをバイオリンの材料として試している。
そのため、周囲へ悪臭を垂れ流すこともあり、古めかしい屋敷ということもあり、
お化け屋敷のお化け太郎などとも言われがちである。
【第1話】「運命・ウェイクアップ」
渡はバイオリンに試すための魚の骨を集めているときに麻生恵と知り合う。
麻生の食べ残しの骨を盗もうとしたことから説教を受け、そのときまで「この世アレルギー」
だと思い込んでいたためのマスクとゴーグルを無理矢理外されてしまう。
そして、この麻生がファンガイアと戦う組織の一員だったのだ。
22年前、この麻生の母も同じくファンガイアと戦う組織の一員であり、喫茶店でウェイトレスをしている。
不動産屋社長の秘書が行方不明になっている件を追っていたところでファンガイアに遭遇し戦うが、
社長のボディガードに追われるはめになり、音也に抱きつきカップルの振りをしてやり過ごす。
その結果、その麻生(母)が紅音也に付きまとわれていく、、、。
結果、そのファンガイアを取り逃がしてしまう。
一方、その麻生の娘はモデルをやっており、トップモデルの男性から引き抜きの誘いを受けるが、
その姿は22年前の不動産屋社長である。スタジオへ行くとファンガイアは正体を表して襲ってくる。
娘もファンガイアと戦う組織の一員だったので戦うが、追い詰められてしまう。
そこへキバが助けに入り、ファンガイアを倒すとファンガイアのエナジーが放出されるのでそれを
キャッスルドランというビルの合間から出現する大きな龍が飲み込む。
そして、ファンガイアを倒したはずのキバを麻生は背後から狙われるが、簡単に交わす。
【第2話】「組曲・親子のバイオリン」
22年前に壊されたバイオリンの修理を渡が頼まれるのだが、
このバイオリンの持ち主が実はファンガイアであり、
22年前に渡の父や麻生の母が戦ったときに壊れたものだった。
22年前には取り逃がしたファンガイアを渡が倒したような話だ。
22年前、そのファンガイアのコーチを音也がやっており、
女性バイオリニストが襲われる事件が続いたため、麻生がボディガードに来たところに
偶然、音也と再開することとなる。
息子の渡はそのバイオリンを直すために材料を探すが、
なかなか良い木が見つからず、結果、喫茶店の外テーブルに目をつけ、
譲ってもらうことになり、うまく修復できた。
しかし、修復するのも束の間、ファンガイア退治のときにまた壊れてしまう、、、。
【第3話】「英雄・パーフェクトハンター」
【第4話】「夢想・ワイルドブルー」
渡は父が「心清く、誠実で真面目で曲がったことが大嫌いな純粋な人」と信じていて、
渡自身もそんな人になりたいと思っている。
そんな渡のところに父がとんでもない人間だったという話を弁護士の女性が持ちかけてくる。
父が迷惑をかけたとされる人々を訪ねると方々で人生を目茶目茶にされたという苦情を聞く
はめになる。そんな中、自分が捕まえた犯人の懸賞金を全て寄付しているバウンティハンターの
名護を見かけ、まるで父さんみたいだと慕いだすのである。
そして、その名護もまた麻生と同じ組織の人間であり、
麻生より強くキバへの憎悪を持っている様子である。
今回、渡に父の話を持ってきた弁護士が実はファンガイアであり、このファンガイアは
父のことが好きだった、、、その嫉妬からの逆恨みのようだった。
父は枯れた植物をバイオリンの演奏で蘇らせたことがあり、ファンガイアがそれを見ていて憧れのだ。
渡はそのファンガイアから父の話を聞き、渡はやっと父の良い話を聞けたのであった。
【第5話】「二重奏・ストーカーパニック」
【第6話】「リプレイ・人間はみんな音楽」
渡が自分自身を変えるために近所の人達を招いてバイオリンの発表会を行おうとするが、
極度の緊張で目茶目茶な音を出し、大失敗となる。
現在はキャッスルドランの中にいるガルルが22年前は喫茶店にいた。
ガルルはマスターにコーヒーの値段はオレが決めるまずいコーヒーには金は払わないと言い、
マスターはその挑戦が面白いと受け、、、ガルルはそのコーヒーの美味さに1万円を置いていく。
この喫茶店ではおニャンコの曲がよく流れており、マスターもガルルも山本スーザン久美子のファンである。
麻生が1話で蘇ったファンガイアに惚れられ拉致されてしまう。
音也も助けに行くが逆に捕まってしまう。
音也が麻生を付け回す理由を問われると麻生の出す音が好きだからだと話す。
喫茶店にはウエイトレスが必要だとガルルが麻生を助け、
麻生はそのガルルの強さを見込んで自らの組織「素晴らしき青空の会」へ勧誘しようとする。
麻生の娘のほうも同様にストーカーに拉致られ、母をおそったファンガイアが再度登場する。
母がやったようにネックレスの羽でロープを同じように切ろうとする。
麻生はキバの活躍により無事に助かった。
そして、渡は麻生の前では普通にバイオリンが弾けるようになり、麻生も渡を見直すようになった。
【第7話】「賛歌・三ツ星闇のフルコース」
【第8話】「ソウル・ドラゴン城、怒る」
現在側、あるレストランの客が次々に襲われている。
それを突き止めるため麻生、名護は動き、渡も名護に命じられるまま潜入操作を行っていた。
犯人はレストランシェフであり、ファンガイアでも寿命で死ぬらしく、
死んだ執事のファンガイア達を蘇らせたいがために人間のライフエナジーを吸い取っていたのだ。
シェフのファンガイアを倒したときに自らのエナジーと貯めた分で執事達を蘇らせようと試み、
そのエナジーで巨大なファンガイアが生まれるがキバによって倒される。
ちなみに、、、名護を慕う渡だが、名護が過去に自らの父の小さなミスを汚職と騒ぎたてたため
自殺へと追い込んだという過去を聞き、ショックを受けていた。
そして、キバを憎む名護に対して、自らを悩むようになっている。
過去側、喫茶店の常連が襲われるようになったが、その原因は店のコーヒーの美味さであり、
犯人はもちろんガルルである。
ガルルが人を襲っていることを知った音也、ガルルとともにバッシャーもいるが、
こいつらは現在側ではキャッスルドランの中に閉じ込められ、必要に応じてキバの武装として
呼ばれることになっている。
バッシャーとガルルの会話からファンガイアによって滅亡寸前にまできた種族がガルルであることが
わかる。
麻生はガルルの本当の姿を知らぬまま恋に落ちていくのである。
【第9話】「交響・イクサ・フィストオン」
【第10話】「剣の舞・硝子のメロディ」
過去側、ブラックスターという有名なバイオリンを落札した人が襲われていた。
その持ち主が変わる度に持ち主が襲われていたのだ。
ファンガイアが魂を込めて作った傑作のバイオリンだったため、
その持ち主がそれにそぐわない相手だったときに取り返していたようだ。
音也が持ったときにファンガイアは音也に弾いて欲しいというが、
音也は自分には合わないと断っていた。しかし、音也の素晴らしいバイオリンの音に
その音だけ聞いていれば人のライフエナジーを吸わずとも生きていけると話し、
その街を去っていった。
ちなみにガルルが正式に青空の会へ入会し、音也は青空の会からは拒絶される。
現在側、バイオリン作りで壁にぶつかった渡が有名なバイオリンの製作者と出会う。
そのバイオリンの製作者とは昔、音也に逃がしてもらったファンガイアだった。
音也の素晴らしい音が懐かしくなり戻ってきたのだ。
渡はバイオリン作りのノウハウを教えてもらっていたが、名護がそのファンガイアに
気付き、襲ってくる。
そのファンガイアは普段は大人しいのだが騒音を聞くとその音を排除しようと暴れてしまう。
暴れるファンガイアを名護がイクサへ変身し倒そうとするが渡が邪魔をして逃がしてしまう。
その後、ファンガイアは渡にバイオリン作りを教えながら、
もう22年も人のライフエナジーを吸っていないことを打ち明ける。
音也の音を聞いていれば落ち着くとのことだった。
そのファンガイアは心を静めるために音也の演奏を録音した音楽をプレイヤーで聴いているが、
ビル工事の騒音で倒れかけ、そのときに外れたメディアプレイヤーをを名護に破壊される。
そして、イクサに変身した名護に倒されてしまう。
そのファンガイアは渡の腕の中で「私が悪いんです」と言いながら朽ち果て、
その砕けた魂は湖の底に沈んでいたブラックスターに流れて行った。
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